名古屋市立大学は、国外の複数の大学と大学間協定もしくは学部間協定を結び、留学生を派遣し、また受け入れています。名古屋市の姉妹都市であるオーストラリア・シドニーにあるニューサウスウェールズ大学(UNSW)とは平成10年から交換留学生を相互に受け入れてきました。平成19年度からクィーンズ大学(カナダ)の国際スタディ・センター(イギリス・東サセックス州)にも学生を派遣しています。パリ第13大学とも大学間交流協定を結んでいます。

交換留学体験記

ニューサウスウェールズ大学

 英語の能力を伸ばすとともに、オーストラリアという国の歴史や民族性を学び、現地の人々の日常生活を体験することがこの留学の目標でした。大学ではオーストラリアの国の成り立ちや多民族国家としての将来を考える内容の授業、英語を深く知る目的で言語学の授業を取りました。通常の授業は2時間のレクチャーと1時間のチュートリアルで構成され、宿題のリーディングも長く、留学生には大変ですが、みんな一生懸命勉強しているのでよい刺激を受けました。世界各国からの留学生の数もとても多く、様々な国の人と友達になれ、異文化体験もできます。多民族が共生するオーストラリアの環境は普段日本人ばかりに囲まれている日本での生活とは全く異なるものでした。誰もがそれぞれのバックグラウンドを持ちつつ、英語を生きる手段として自分のものにして生活しています。オーストラリアで勉強できたことは私の今までの人生のどんな1年よりも有意義で中身の濃い1年となりました。これからもこの経験を生かして、世界に対する興味と関心を広げていきたいと思います。

 

(平成19年度参加学生:国際文化学科4年)

クィーンズ大学国際スタディ・センター

 この留学を一言で表すと、まさに「ユニーク」!ハリーポッターを髣髴とさせるお城で150人程度の学生が寮に住みながら共に学習します。なんといっても魅力的なのはその授業内容です。私の参加した秋学期では、最大で5教科10コマの授業を履修することができました。経済、演劇、歴史、美術、地理、音楽、政治などのバラエティ豊かな分野から興味のある教科を自由に組み合わせることができます。授業は少人数(平均して4〜5人程度)で行われるので、非常に大変ではありますがとても密度の濃い学習が出来ます。また、毎週末行われる野外学習では、イギリス国内やヨーロッパ諸国の美術館、EUの施設、コンサートやイギリスコメディーの観賞などに出かけました。とてもアットホームな雰囲気で日本人が二人だけという恵まれた環境の中で、様々な角度から世界を知ることが出来ました。この留学は決して楽ではありませんが、必死に頑張れる環境があるだけに、得られるものは計り知れません。小さなお城で過ごした3ヶ月半は私のかけがえのない財産であり、これからの私にとって重要な土台となると思っています。

(平成19年度参加学生:国際文化学科4年)

海外フィールドワーク・インターンシップ

国際文化学科では、2007年度から学外で行う研修活動が事前・事後の研修など所定のプログラムを経て単位として認められるようになりました。詳しくは、国際文化学科のサイトをご覧ください。

国際交流推進センター

滝子(山の畑)キャンパス1号館1階にある国際推進センターは、様々な情報を発信し、面白い活動を次々と企画しています。