カリキュラムの特色

カリキュラム 心理教育学科では,科学の眼と暖かな人間観を持った人として成長し,そのうえで,人の多様性を理解し,生涯発達の支援・次世代育成に取り組む人材を養成したいと考えています。そのために,「人の理解」「人を育む」「生涯発達と環境」「心理・教育の技法」という科目のまとまりで、心理学と教育学をベースにしたカリキュラムを展開しています。このようなカリキュラムをとおして,人間のこころや行動の科学,さらに社会的関係の中での育ちやコミュニケーションの問題などを広く学んでいきます。「人の理解」と「人を育む」の科目では心理学と教育学の発展的な基礎を学びます。「心理・教育の技法」の科目(心理学実験や心理教育研究法など)では,人を科学的に理解し支援するにはどのようにすればよいのか,つまり人への科学的なアプローチの仕方を理解でき、さらに,「生涯発達と環境」の科目(多元文化保育・教育論など)では,国際化により多様な文化と出会うことの多くなる社会の中で,どのように人とかかわっていくかを理解していきます。
 これらの授業を組み合わせることで,主に心理学を中心に学べば,人の心理と多様性を理解し,心理学を活かした職業(家庭裁判所の調査官など)を目指すことが できます。また,教育学を通して次世代育成支援の現代的な課題を学び,教育産業などで活躍することを目指すこともできます。さらに,保育士資格・幼稚園教 諭免許取得に向けた科目を取得することで保育者としての実践力を磨くことができます。何を中心として学ぶかにかかわらず「人間とは何か」「人間の幸福とは 何か」という問題を幅広い視野から考察する論理的思考力を養うことができるのが心理教育学科です。

心理教育学科イメージ