大会実行委員企画

 
大会テーマ
 
語り継ぐ
 



記念講演
*本講演は一般の方も無料で参加出来ます。

2016年9月25日(日曜日)
9:30〜11:50
 
ナラティヴから時間を考える ーE系列の時間とは
 
野村直樹 名誉教授
名古屋市立大学 大学院人間文化研究科
 

 

 野村先生は、1987年にスタンフォード大学で博士号取得後、1994年に本学に着任しました。本邦にナラティヴ研究が広がり発展してきた契機となる翻訳書『ナラティヴ・セラピー:社会構成主義の実践』を1997年に出版されました。また、精神病院研究やベイトソン研究でも広く知られており、その活動の幅は広く、近年では、時間論についての考察を深められております。 

〈概要〉


 みなさんは時間について日々どんなことを感じていますか。たとえば、時間は一つだけでしょうか。時計の時間が唯一の時間なのでしょうか。時の流れというのも不思議なものです。ほんとに何かが流れているのでしょうか。時間は、「考えると頭がこんがらがってくるので、考えるのは止めよう」。これも時間についての感じ方の一つでしょう。でも、人生が時間と切り離せないものとすると、そうとばかり言っていられません。

 

 時間について考えるのが難しいのは、時間を語る言葉が曖昧であるとともに、語彙が足りていないことが一原因だとぼくは思っています。過去-現在-未来は、時間の重要な側面であるにもかかわらず、時計の針のどこを探しても、過去も現在も未来も見当たりません。時計は時間を計るとされていますが、過去‐現在‐未来はこれとは別の時間なのです。ちょっと難しく感じますか。大丈夫です。当日みなさんにも分かりやすいようにお話をしたいと思います。

 



 

質的研究法ワークショップ
現在、以下のワークショップを企画しています。
ふるってご参加下さい。
 
          
 
                (1)ヴィジュアル・エスノグラフィー入門
                   一橋大学大学院 岩館豊 先生
           
                (2)エピソード記述ワークショップ
                   死を語り、生を描く ー死生のエピソードを記述するー
                               天理医療大学 近藤恵 先生
 
                (3)質的データ分析手法 SCAT入門
                           名古屋大学 大学院教育発達科学研究科
                           大谷尚 先生
                          *定員30名です。
*定員一杯ですが、キャンセル待ち希望の方は、大会本部まで御連絡ください。
 
                (4)TEAワークショップ クローバー分析の理論と実践
                               一橋大学大学院 市川章子 先生
                              立命館大学 サトウタツヤ  先生