人生はどちらかです。勇気をもって挑むか、棒にふるか。

Life is a daring adventure or nothing at all.

日本手話について

 

手話は一般社会にかなり浸透し、テレビで手話講座も放映されるようになり、お茶の間で手話を学習する人は年々増加しています。みなさんの中にも、高校までに学校の手話クラブなどで手話を少し学んだという人や、聞こえない人と接する機会があって、音声を使わずにコミュニケーションをとった経験がある人がいるかもしれません。そんな経験をもつ人も、「手話はジェスチャーとどう違うの?」、「手話はどうして言語といえるの?」と聞かれると、明確に答えるのはそう簡単ではありません。手話は普及しても、まだ言語として十分に理解されているとはいえません。たとえば、次のような疑問はよく投げかけられます。

これらは、聞こえる人が普通に抱く疑問です。手話を学習すると、聞こえない人とのコミュニケーションが可能になるだけでなく、これらの答えが徐々に明らかになってきます。

 

この授業では、英語、中国語、フランス語といった外国語を学習する感覚で、日本手話を学習します。日本手話は外国語ではありませんが、日本語でもありません。「日本手話初級1」で入門レベルからスタートし、手話で簡単な日常会話をできるようにします。「日本手話初級2」では、さらに手話の語彙を増やし、表現力を磨くとともに、手話の言語としての特徴を学習します。

手話を学ぶ魅力

 

手話は手を中心にして身体全体で表現します。上に示した疑問の一つ、「手話はジェスチャーやパントマイムと何が違うのか」について、ここで少しだけ紹介しましょう。たとえば、日本では聞こえる人もろう者も、「お金」というジェスチャーを親指と人差し指でマルをつくって表現しますが、手話ではこの手の形にさまざまな動きを加えて抽象的なことばをたくさんつくり出しています。「お金」を下から上にあげると「(値段が)高い」、逆に上から下におろすと「(値段が)安い」。両手につくった「お金」を肩から弧を描いて腰の位置までおろすと「金持ち」という意味をあらわします。なるほど! おもしろい!と思いませんか?

 

言語と文化は切り離すことができませんから、この授業で手話を学習すると、聞こえない人たちの生活、価値観、かれら独自の文化的背景も見えてきます。今、多くの聞こえる人が聞こえない人とともに手話を学ぶ時代になりました。この授業をとおして、手話という「もうひとつのことば」を修得するとともに、そのしくみと働きを学習し、多言語・多文化共生社会への新たな扉を開けてください。(手話イラスト出典:全日本ろうあ連盟『わたしたちの手話』)

授業案内

「日本手話初級1」(前期・後期)

「日本手話初級2」(後期)