熟能生巧

何事も慣れれば、コツを掴んで上手になる

中国語について

世界でもっとも多くの人が母語としているのは、実は英語ではなく、中国語です。――――といっても、みなさんはあまり驚かないかもしれません。「13億人もいるから当然じゃないか」「世界最大といっても、通じるのは中国と香港、台湾ぐらいだろう」という声が聞こえてきそうです。ところが実際、東南アジアには中国系の人々が多く暮らしていますし、世界の主要都市には必ずといっていいほどチャイナタウンがあるように、中国語が通じるコミュニティがあります。さらに近年では、中国人観光客が世界中を旅行していますから、日本人がよく行く海外観光地でも、日本語や英語以上に中国語が通じることも珍しくありません。

中国語は、中国では「漢語」や「中文」と呼ばれています。一口に中国語といっても、広大な国土をもつ中国は、上海語や広東語などのさまざまな地域言語があり、その差異がとても大きいです。中国人同士でも、それぞれがローカル言語を話すと意思疎通がほとんどできないくらいなのです。みなさんが学ぶのは、北京語に基づいた「普通話」ですが、中国の公共では「普通話」が奨励されているので、まずこの「普通話」でだいたいは通じます。広東や台湾では「繁体字」といって日本の旧字体に近い文字を使いますが、みなさんが学ぶ「簡体字」は日本で使っている漢字の簡略版と思ってもらっていいです。たとえば、「語」は「语」に、「歴史」は「历史」に、「烏龍茶」は「乌龙茶」となります。

美しい響きを楽しみ、中国語圏の文化を感じたい

中国語は、日本語話者にとってとっても学びやすいと思います。何より、文字をみればほとんど意味がわかる!これはとっても大きなアドバンテージです。ただ、全部が全部、同じではありません。スポーツでも、サッカーの「足球」はよいとして、野球は「棒球」ですから、ちょっと違いますね。それがまた面白いです。他方、発音と四声のリズムはちょっと難しいですが、ネイティブの先生や教材の美しい音声を聞くのも楽しいと思います。

もちろん、中国語は、みなさんのキャリアで役立つ可能性が高いでしょう。日本の民間企業では、中国と取引のない企業を探すほうが難しいぐらいですし、スマホ決済やレンタサイクルなど、中国社会ですでに進んでいる仕組みが日本にも今後導入されていくなか、「中国語が少しでもできたらな~」と思う場面がきっとあるでしょう。

 

よく言われることですが、言語を学ぶことは、文化を学ぶことであります。語学の勉強は、ときに単調で地道な練習の積み重ねも必要になりますが、テキストのなかに登場する人物たちの会話のなかにも、中国文化が含まれています(みなさんにとって、ちょっと不自然だなと感じた部分でも、中国ではよくある光景です)。あわせて、中国語圏の映画や音楽など、ポピュラーカルチャーにも触れながら、中国文化を感じ取り、学んでほしいと思っています。

授業案内

「中国語初級1」(前期・後期)

「中国語初級2」(後期)

「中国語初級会話1」(前期)選択科目

「中国語初級会話2」(後期)選択科目

より実践的な会話をしっかり勉強したい学生向けに「中国語初級会話1・2」が選択科目として開講されているので、「中国語初級1・2」と同時に履修できます(ただし、語学科目の最低修得必要単位数には算入されません)。